FM88.8 瞑想RADIO

瞑想のある毎日。

瞑想という平和の礎

きょうもFM88.8 瞑想RADIOにアクセスいただきまして、ありがとうございます!

本日は、終戦記念日。

NHKで、「ふたりの贖罪(しょくざい) ~日本とアメリカ・憎しみを越えて~」という番組を見ました。

一人は、太平洋戦争が始まるきかっけとなった「トラトラトラ」を打電した、真珠湾攻撃の総指揮官、淵田美津雄。

戦後1951年、キリスト教へと回心し、アメリカに渡って伝道者となりました。

もう一人は、元米陸軍のパイロット、ジェイコブ・ディシェイザー。

真珠湾攻撃への復讐心に燃え、日本本土への初空襲を志願。名古屋に4発の爆弾を投下したディシェイザーもまた、戦後キリスト教に回心。日本にとどまり、自分が爆撃した名古屋を拠点に、宣教師となります。

戦争から4年後の冬、ふたりは運命的な出会いを果たしました。

人生をかけて贖罪と自省の旅を続け、憎しみを乗り越えた二人の物語は、「憎しみと報復の連鎖」を含んだ今の世界への、メッセージそのものでもあります。

淵田美津雄さんの、次の言葉が印象的でした。

「無知は、無理解を生み、無理解は、憎悪を生む。

憎悪は、人間相克(戦争)の悲劇を生む。」

 

戦争の大元は、憎悪ではなく、無知である、と言うんですね。

無知とは、仏教の伝統において、無明と呼ばれるものになるかと思います。

(「無明」とは、正確には「迷い」、または「真理に暗いこと」「智慧の光に照らされていない状態」のこと。)

そして、瞑想は大いに、この無明や無知を深いところから晴らす、まさに平和を築く土台、礎になると思うのです。

さらに日常においては、コミュニケーションこそが、無明や無知を未然に防ぐ働きをします。

凶悪な犯罪を起こす世代と、核家族化やTV(ゲーム)が急激に広まった世代(コミュニケーション不足が言われ始めた世代)は、一致するとも言われているそうです。

たしかに、ずっと苦手だと思っていた人が、話をしてみると、実はまったくの誤解ばかりしていたことに気がついて、一転して仲良くなってしまうことがあります。

違和感を感じたら、取り敢えずでも良いから、まずはコミュニケーションを取るようにしてみる。・・対人のみならず、自分自身を見つめる中でも、とても大切なことであるかと思います。

その過程の中で、自分の中の無明(迷い、葛藤、争いの種)は、滅してゆくのだと思います。

自分の中の無明を一つ一つ晴らしてゆくことこそ、平和の種を蒔き、平和を育むことなのかもしれません。

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来月の瞑想フェスは、9月11日(日)開催です!

質の高い瞑想と、瞑想者とのコミュニケーションを重ねに、ぜひいらして下さい!

(青山)瞑想スペースAOYAMA会場:

www.kokuchpro.com

 

(八王子)スペースSOMA会場:

www.kokuchpro.com

 

ありがとうございました!