ただ坐るということ。
きょうもFM88.8 瞑想RADIOまでアクセスいただきまして、ありがとうございます!
今朝の配信は、過去の印象や未来の可能性といった、「変えたいもの」ばかりを見て、大切な『今』を逃してしまわないように!というお話でした。
振り返れば、瞑想を始めた当初は、そんな「変えたいもの」で溢れ返っていたと思います。
過去の傷、囚われ、癖、現状、将来・・
瞑想をしていく中で気がつくのは、「変えたいもの」がその通り変わっていくというよりは、その「変えたいもの」に囚われなくなってくることで、結果的に「変わっている」ということです。
変えたい過去からも、変えたい未来からも解き放たれて、『今』に生きることができる瞑想。
そんな瞑想に向かう態度も、過去や未来の「ために」という目的意識を落とした、「ただ」坐るといった姿勢が、最適なのかもしれません。
禅でいえば、『身心脱落』『一切放下』にあたるでしょうか。
doingではなく、beingとしての時間。
これを、一日の中で少しでも持てることは、それだけで、とってもとっても、豊かなことだと感じます。
ありがとうございました!