否定の嵐から離れる、シンプルな習慣。
きょうもFM88.8 瞑想RADIOにアクセスいただきまして、ありがとうございます!
この頃、「抵抗しないこと」だけが、すべての流れや物事を福に転じさせるという感覚が湧き上がって(天から降りて?)きていまして、いつこのことを書いてみようかと、機会を伺っていました。
それが、どうも今日であるようなサインがありましたので、そのサインに抵抗しない形で、綴ってみることにします。
9年ほど前、京都でヴィパッサナー瞑想の10日間合宿に参加したとき、毎晩の講話の時間が、楽しみの一つでした。
それは、目からウロコが落ちるようなお話の数々が、当時よく読んでいたスピリチュアルな本の内容よりもリアルで、とても腑に落ちるような体験であったからですが、その中で強烈に印象に残った言葉の一つに、「外では、否定の嵐が吹き荒れている」というものがあります。
「外」というのは、瞑想の合宿で瞑想を重ねている空間の「外」という意味ですが、なるほど、ヴィパッサナー瞑想では、身体という枠組みの中で、生じては滅するものを「あるがまま」(=否定なく・抵抗なく)観察していくので、そんな悠長なものを動力としていない社会は、「あるがまま」とは真逆の空気が充満しているではないか、といった指摘として捉えられます。
「すべての苦しみの原因は、抵抗することである。」
真理を説く様々な本でも、共通して言われていることですが、これは、ブッダの言われる
「すべての苦しみは、執着から生じる。」
と、限りなく同義に近いのではと感じていまして、つまり、
これら「否定」「抵抗」「執着」、そして「カルマ(摩擦・抵抗)」といったものは、すべて同じ心の動きを指していること、そして、あらゆる瞑想とは、そのような心の動きを滅することに通じる行為であることが、確かにその通りであるという確信の泉のようにして、日々湧き上がってきています。
あらゆる障害に一つも抵抗することなく、自在に流れていく水のように、生きてみたいものです。
さて、このような記事を書いてOK!というサインを頂いたような気がした詩を、最後にご紹介させてください。
今朝、Facebookのタイムラインに流れてきた、OSHOの言葉です。
もしあなたが臨機応変に自在にあったら、それこそが最高の祈りだ。
osho
あなたが踊るとき、歓喜に溢れているとき、
何も咎めることなく、
座ってコントロールする者もなく、管理するものもなく、
ありあまり溢れているとき、
そのときにのみ<生>は解き放たれる。
それは形式的なものではない、自然なものだ。
そうなったらあなたは入る。
そうなったらあらゆるところがドアになる。
あなたは何処からでも寺院に至ることができる。
しかし、今あるままのあなたは精神分裂症だ!
あなたは精神分析医がそうだと言って、
はじめて、精神分裂症になるのではない。
分析医の分析を待つ必要はない。
社会が精神分裂をつくりだす。
分割とは精神分裂のこと、
あなたはひとつではないのだ!
あなたはひとつで生まれはするものの
即座に社会がはたらきかける。
大手術がほどこされる。
あなたは分割されるために絶えず手術をされる。
そうなったら、社会は安心だ。
なぜならあなたは自分自身と闘い始めるからだ。
あなたのエネルギーは内側の闘争で霧散する。
それは溢れ流れはしない。
そのときあなたは安全だ。
溢れ流れるエネルギーは反逆をもたらす。
溢れ流れるエネルギーはきまって反逆的だ。
溢れ流れるエネルギーは常に革命のなかにある。
それは洪水になった河のよう.....
それは堤など信じない。
規則や法律など信じない。
それはただ海に向かって溢れ流れていく。
それはひとつのゴールしか知らない。
いかにして海となるか、
いかにして無限となるか......
溢れ流れるエネルギーは常に<神>に向かって動く
ところが、<神>は私たちの社会では欠如している。
これは科学のためでも無神論のためでもなく
いわゆる宗教的な人々のためだ。
彼らがあまりに分割してきたために、
河は今や自分自身と闘ってる始末だ。
何一つ動くためには残されていず、
どんなエネルギーも余っていない。
あなたは自分自身と闘うことで疲れきっている。
いったいどうやって海に向かって動けよう?
老子、荘子の<道(たお)>の基本的な法則のひとつ
それは、もしあなたが臨機応変に自在にあったら、
それこそが最高の祈り、というものだ。
そのときにはあなたは<神>を見逃し得ない。
何をしようともあなたは<神>に達する。
だから荘子はけっして<神>については語らない。
語ることは適当ではない、必要ではないのだ。
彼はどのようにして
内部に全一性をもたらすかを語る。
神性なるものを語ることは適していない。
あなたが全体(whole)になったとき、あなたは神性(holy)になる。
OSHO
ありがとうございました!