FM88.8 瞑想RADIO

瞑想のある毎日。

瞑想のやり方とコツ1 上あごに舌の効果。

きょうもFM88.8 瞑想RADIOまでアクセスいただきまして、ありがとうございます!

昨日の『ガッテン!』再放送は、台風警報による緊急番組のため、放送されませんでしたね。。本放送を見逃した方も多くいらっしゃるそうなので、番組内で紹介されていたマインドフルネスの手順をはじめ、その中で紹介されていた瞑想の手順の中で、「なぜそれが大事なのか」といったことも含めて、これから5回シリーズくらいの記事を書いてみたいと思います。

番組内では紹介されなかった、ディープな内容まで網羅する予定ですので、お楽しみください!

インドの僧侶による瞑想指導と、マインドフルネス

番組内で、具体的な瞑想のやり方についての紹介があったのは、ブッダの教えを純粋に継承するインドの僧侶によるものと、赤坂の精神科医さんによるマインドフルネスの指導という、2つが紹介されていました。

 

まず、インドの僧侶が紹介下さったやり方は、以下になります。

1、頭は前にかたむけ、目を閉じる。
2、下は上あごにつけた状態で、手のひらを重ね親指を合わせる。
3、一番大切なのは呼吸。呼吸のことだけを考える。

ブッダの教えにも
「意識して息を吸い、意識してはく。
こうすれば、大きな効果がもたらされる。」

という記述が残されているそうです。

 

つづいて、マインドフルネスのご紹介です。

「マインドフルネス」とは、日本語で「気づき」を意味します。

欧米では認知療法として医療の現場で実践されているほか、ビジネスの現場でも積極的に取り入れられている方法です。

日本の座禅が源流になっていまして、アメリカでマニュアル化されました。今では、「マインドフルネス・ストレス低減法」とも言われています。

 

1、1番大切なことは姿勢をしっかりと保つこと。
背筋をまっすぐ伸ばし、目はつむる、もしくは半眼にする。
舌は上あごにつける。
椅子に座っている場合は、しっかりと足を床につける。

2、手は楽な位置に置き、体はリラックスさせる。
あごを引き、静かに鼻だけで呼吸する。

3、3分間、呼吸にだけ意識を向ける。

 

両者の瞑想に共通していることは、

「呼吸に気づいていよう!」ということです。

普段、私たちの脳は、前頭前野というところがオーバーワーク気味になっているそうですが、呼吸に意識を向け続けることによって、この落ち着きのない前頭前野を休息させることで、脳全体が休息&活性化(本来のパワーが引き出される)ということが起こります。

さらに、呼吸には感情や心の癖、体調など、「今」あるすべてが表れるとも言われています。

つまり、呼吸を見つめることは、己をあるがまま見つめることになり、それによって諸々の癖やアンバランスが意識の光に照らされ、解かれていくという摂理が働くようです。

 

さて、両者の瞑想には、もう一つ共通して言われていることがありました。

それは、今回のブログタイトルにもなっています、

「舌を上あごにつける」という点です。

舌を上あごにつけると、どんな良いことが?

瞑想という名のつくものや、禅の指導において、「背筋をしっかりと伸ばす」ということと同じくらい、必ずといってよいほど「舌を上あごにつける」ということが言われます。

 

まず、舌の先を上あご(上の前歯の裏あたり)につけると、舌にとっては一番楽です。

(瞑想をしていると、自然と舌が上あごの位置に収まることを発見するかもしれません。)

脳波も安定して、気分が変わるとも言われます。

 

"ウパニシャッド"にも、瞑想中の舌の位置についての、同様な記述があります。
 
また、ヨガでは「ケーチャリー・ムドラー khecarI-mudrA खेचरीमुद्रा」とも言われるそうです。

舌を上あごにつけることで、ここにエネルギーの通り道ができると聞いたことがあります。

 

「舌を上あごにつける」ことに特化した本まで出ているんですよ!

www.amazon.co.jp

 

ぜひ、毎日の瞑想で、「上あごに舌」

試してみてください!

 

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ありがとうございました!